内視鏡

 内視鏡の先端に小型カメラ(CCD)が付いていて、咽頭、食道、胃、十二指腸などの上部消化管や、大腸などの中を調べることができます。

 また、内視鏡の中に鉗子と呼ばれる操作器具を挿入して、誤って食べてしまった異物を摘出したり、癌などが疑われる場合に組織を採取したりすることができます。

左の写真は、裁縫糸を針がついたまま飲み込んでしまったワンちゃんの胃の中の内視鏡画像です。

 犬も猫も糸を舐めるのが好きなようで、針付裁縫糸を飲み込んでしまう例があとを絶ちません。この症例は、内視鏡の把持鉗子を用いて右写真のように針と糸を摘出しました。

 左の写真は、わんちゃんの胃から内視鏡で取り出したピックで、前日にお弁当のウインナーをこれごと食べてしまったとのことで来院されました。消化管には傷もなく大事に至らずにすみました。このような尖ったものを誤食した場合は、吐かせるのは危険で、内視鏡が第一選択となります。

 右は、嘔吐を繰り返すワンちゃんから内視鏡でとりだしたバラバラになった手袋です。食べてから相当の日数が経過しており、胃液と逆流した胆汁にしっかり漬かっており変色していました。

 左は、ペットフードのおまけの消臭シート(厚手のフェルト様で壁貼型)で、これを小型犬が食べてしまい、催吐(薬で嘔吐)させても出ないので、内視鏡をすることに。胃の中を覗くと後にも先にも行けずに胃壁に貼りついていました。類似症例が続かないようメーカーさんにもお知らせしました。

SFTSにご注意を!

 宇部市内と山陽小野田市内でSFTSに感染した動物が確認されています。SFTSはマダニから直接感染するだけではなく、SFTSを発症した猫から人が感染発症することがあります。猫は屋内飼育されることをお勧めします。

最終更新日

2019年11月26