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2024年

2月

26日

夜間診療のもどかしさ

 先日「転んで足を痛めて立てない」との主訴の犬をたまたま深夜に診ることになったが、起座呼吸、チアノーゼ、肺野にクラックル、腱索は切れてないもののLA/AO:>3、くっきりBライン、TRも悪化しRA拡張に腹水、X線DVで心胸郭比>0.9に右後葉の肺胞パターン。何とか3剤併用で凌いで安定していたMR(stage C/chronic)のチワワのピモペンダンを半減して、利尿薬と血管拡張薬が同時に変更して10日程たっていたとのこと。そりゃこうなるだろうと思ったが、処方を変更した主治医とは連絡がつかないらしい。

 「心臓をしっかり検査した後に良い薬に変更された」と思っている飼主さんに、ちょこっとエコー当てて、歪んだ姿勢のX線画像1枚見せて、「重度の心不全で救命するためには治療入院が必要だが、朝までの入院中に半分の割合で救命できない」と伝えても、ICを得られる筈もない。他院で治療中の事象なので、深夜に当院のスタッフを招集することもできず、充分な検査や治療もできない。心臓よりも後肢の痛みの方が心配で、痛み止めを注射して欲しいと思っている飼主さんとの間で話が平行線になったが、利尿薬の筋肉内注射だけはさせて頂いた上で福岡県の夜間救急病院を案内ということが妥協点となった。仕方ないと思うが、後味は悪い。

 診療時間外の緊急時における主治医との連絡に関して、今一度それぞれ確認して欲しい。ソルラクトDを皮下点滴されてるケースなども、主治医が対応した方がよい(小生には、細胞外液も内液も皮下に引っ張られるイメージしか沸かない)。

2024年

1月

10日

essence

 何事もどこにessenceがあるのかを見失ってはならない。それを理解すべき経営陣が、すっとこどっこいだと始末が悪い。まずは、球団のフロントをどうにかした方がいいんじゃないだろうか?

2023年

11月

04日

インフルエンザに感染しまして、ご迷惑おかけしました

処方頂いた薬の効果もあってか、40℃越えの発熱はすぐに収まり、現在は解熱剤なしに正常体温を維持し、自主隔離を行っているところです。予定手術等の延期を余儀なくされました多くの動物や飼主の皆様、また来院されて無駄足を踏ませてしまいました皆様にまずはお詫び申し上げます。また、来院された飼主様より、スタッフを介してお見舞いのお言葉を賜りましたこと、感謝申し上げます。この地に開業させて頂いて以来、母の葬儀の日にお休みを頂いた以外、臨時休診することなく参りました。ただ、今回、お休みを頂くことにより、当院を客観的に眺めることもでき、改善するべき点を多く発見できたのは、不幸中の幸いと思っています。最後になりましたが、インフルエンザワクチンがまだな方がいらっしゃいましたら、接種されることを是非ご検討頂ければと思います。

2023年

7月

23日

よっしゃ、今日はこれくらいにしといたるわ

 明日は佐々木朗希。泣きっ面に蜂といった気分だが、逆にチームとして開き直れたら、力みが取れて良い結果につながるものと素人ながら考える。監督の実力も選手の実力も、こんなもんではない。あせらずに明日に臨んで欲しい。とりあえず、今日はさっさと寝て連敗のことは忘れよう。そして、同志諸君と共に明日に備えよう。

2023年

5月

04日

ゴールデンウィークの理想と現実

入院室にいる”ねこさん”が瞳で問う。「なぜ、嫌なおっさんとゴールデンウィークを過ごさないといけないのか」と。目が生き生きとして、復活したのを感じながら伝える。

「それは、君たち猫や犬が、なぜかジョイントマットの突起部分を好んで食べてしまうからだよ」と。小腸の途中まで運ばれたものの詰まってしまい、小腸壁が壊死しかかっていた。”ねこさん”がつまらないゴールデンウィークを過ごしていることは、不幸中の幸いと思ってもらいたい。ちなみに、このジョイントマットの腸閉塞の手術は、毎年3~4件行っている。犬と猫を飼っているご家庭は、絶対使用しないでもらいたい。

 さて、世の中ではコロナに対する恐怖が薄れたのか、国際線の出発ロビーが観光客であふれているという報道が流れていた。金と暇と元気を持て余している羨望の的がこんなにいるのかと驚かされる。”ねこさん”がジョイントマットを食べようが食べまいが、ゴールデンウィークにハワイには行く予定はなかったが、旅行会社のHPは気になる。

2022年

12月

02日

験担ぎ?

 朝4時過ぎに陣痛があるようだとのことで電話をもらい、用意して5時から帝王切開。チワワを4匹取り出す。散らかった手術室をかたずけ、パソコンを開いたらすでにスペイン戦終了のご案内記事。

 ドイツ戦のときも観れなかった。コスタリカ戦はリアルタイムでテレビ観戦できたが、辛酸をなめることとなった。どうもこのワールドカップは、私が観ると負けて、観ないと勝つようだ。

 日本のために、このカタールでのワールドカップに関しては、再放送のみで楽しむことにしたい。

2022年

11月

24日

隠れ家での至極の一杯

 隠れ家にしている店の珈琲は、どれも豆の香りが高く、舌触りが良い。パナマ・ゲイシャの一杯をすするのは、至福の時間だ。「フルーティー」な特徴はここで淹れてもらうことでしか堪能できず、不思議なことに、同じ焙煎の豆を持って帰っても、自分では素材を生かす味にはならない。毎年入荷時期が決まっている限定品なので、旬の今だけ楽しませてもらうことができる。今年はもう売り切れてしまったが、ニューカレドニア・リロイもパナマ・ゲイシャのようなパンチはないが、格別だった。次に味わえるのがいつになるのか、待ち遠しい。

2022年

10月

02日

臥薪嘗胆

 ”熱男”がもしベンチにいたら、重苦しい雰囲気を吹き飛ばして逆転できたかもと、素人ながら考えたりはするが、済んだことは仕方ない。他のファンの同志諸君と同じく、気を取り直して、明日からまたそれぞれの仕事を頑張ろうじゃないか!とりあえず、今日はもう寝よう。

2022年

8月

11日

学生には「コピペだめよ」って教えてないの?(笑)

 先週の日曜日に、たまたま入った図書館の書棚に分担執筆した生理学の教科書の「改訂版」があったので手に取ってみた。獣医学生に心電図を理解してもらう際に、小動物臨床に絡めたら面白かろう、動物を殺さなくてもよい実習内容だから受け入れられやすいだろうと思い作ったのが懐かしい。その図書館でゆっくりする時間もなく、また、非常に気になった点があったので、出版社からネットで購入して精査してみることにした。

 書庫の奥から探し出した執筆者として贈与された「初版(写真上)」と今日宅配便で届いた「改訂版(写真下)」を比較してみると、表の配色は多少異なるが、やはり写真や図、本文については一字一句に至るまで笑えるぐらい同じに見える。ただし、出版物としてあり得ないことに、「初版」と「改訂版」で、該当箇所の執筆者名が異なる。なぜじゃ⁈

 出版物はすべて直属の上司の教授殿の検閲を受けた上でその教授殿との共著となる習わしを踏まえ、この教科書の初版の担当箇所を執筆したので、「てにをは」の注文を承ったこともあり、それは今更構わない。また、表の配色は異なっているので「改訂版」では共著者が増えた。それも構わない。ただ、執筆した内容はそのままなのに、執筆した私の名前を「改訂版」で消去して、あまり関わっていない人の名前を残すって、これまた大胆なことをなさる。「あいつは脱藩した元家来だから、改訂版作成時に執筆者から除きたい」という気持ちが教授殿にあったとしても理解できなくはない。だったら、構想を練り直して、改訂時に新たに自分自身でそのぐらい書かなきゃ。初版の該当箇所全部の「コピペ」は、イカンでしょ。「コピペ」は! もちろん、執筆箇所を全部削除して「改訂版」を出版しても著作権上の筋は通る。執筆者名をこっそり消すとか、やっちゃダメでしょ!。ダメってのもあるけど、バレてもバレなくても恥ずかしくないのだろうか? 

 出版社は出版社で、編集ミスでうっかり名前が抜けましたなんてありえないし、そもそも初版の執筆内容に関してのやりとり記録をそっちでも残してあるだろうから、「てにをは」以外に教授殿のoriginalityを示すものがないのを確認して「それはマズイです」ぐらい言わなきゃ!

 マニアックな実習の教科書だし、失礼ながらそんなに売れている本でもないだろうから、改訂版を見ないとでも思ったのだろうか? まあ、確かに今週まで知らなかったけど。

 当時から最近までの大学の理事長も逮捕された「例のお相撲系」だったし、教授殿においてはご自身の「相撲部屋」だけの範囲ではあるが、事実も'創造'でき、子供じみたAutocracyを堪能できたようだったから、さもありなんとは思う。でも、前理事長が逮捕されて以降、大学改革も加速しているだろうから、そんなの学内でももう許されない筈ではある。少なくとも、獣医系全大学の関連教員が関わって編集されているから、他大学への迷惑を考えれば、普通はしない所業ではある。

 「改訂版」の購入明細に、「商品についてご不明な点等がございましたら、ご遠慮なく、お気軽にお問い合わせくださいませ。」って書いてあるので、問い合わせしてどんな言い訳をするのか興味はある。ただ、お盆休みがあけて診察が始まれば次は暮れまで忙しいだろうから、そんな暇がないし、だからと言って、著作権法上いかがなものかと思うし

 話は長くなったが、要旨は「コピペして宿題を提出したら中学生でも叱られる」ということなんだけど、単純なコピペ宿題より悪質だな。これは。

追記:後日、出版社に電話で該当の本文のどこが「改訂版」で改訂されたのか質問したところ、心電図電極のひとつである「パッチ型」が「粘着シールパッチ型」に変更されたとのご回答だった。そこが、共著者が勝手に増えた理由なのかと笑いそうになったが、ほぼ全部を執筆した自分の名前が「改訂版」で削除されている理由を続けて問うたところ、編集責任者に連絡して回答しますとのことだった。しばらく期間があって忘れていたところ、調査をされた編集委員のお一人の先生より電話があり、執筆者名の変更指示を出版社に出したのは、上司だった教授殿で、なぜ変更指示を出したかは、すでに大学を退職していて大学の関係者でもコンタクトできる者がいないので不明との説明を受けた。編集委員会としても問題視しているということと、責任を負うべき人が音信不通ということ、これに対応する時間もこちらにもないことから、「問題点を指摘した」までとした。別に怒ってはいない。あきれているだけ。

2022年

2月

27日

God bless Ukraine

I wish to express my deepest sympathy as a human and a veterinarian for the people and their animal lives in Ukraine. 'I'm standing with you. I hope that the day will soon come when you can sing your brave and beautiful national anthem with smiles like the following You-Tube movies.'

2021年

9月

20日

あきづき

紫陽花が咲いていた季節の母との電話で、「山口県でおいしい果物って何?」と聞かれたので、「豊北町で獲れる梨。その中でも、あきづき」と正直に答えてしまった。秋まで待てないことを自ら知りながら「そんなにおいしいなら、食べてみたい」と受話器から感じる母の笑顔を懐かしく思い出す。送っていただいたあきづきは、今年は母を偲びながら頬張った。

2021年

5月

23日

私と小鳥と鈴と

 ホスピスの庭では、花が咲き、小鳥が鳴き、由布岳も望めると、母が電話で言っていた。コロナの影響で県外在住者であれば息子でさえ面会は許されず、周防灘を隔てて遥かに霞む由布の猫耳を眺めながら、途方に暮れる。マスクなしで空気を吸いたくなり、遠くの島の誰もいない海岸まで車を走らせた。その帰りに金子みすゞ記念館の案内が見えたので、釣られて寄ってみた。詩の文字を読んでいるだけなのだけど、花や小鳥や母親が不思議と鮮やかに見えてくる。記念館の裏庭に面した縁側が、母の実家の風景を思い出す。

2021年

5月

02日

déjà vu

 訪れたのは最近になってからだけど、この商店街には強い懐かしさを感じる。自分の古い記憶のひとつが、南田辺の商店街に紐でくくられたみどりの蟹(たぶん渡り蟹)を祖父に手を引かれ買いにいったことであり、その昭和的風景と重なるからだろう。あの日の祖父と同じように商店街の魚屋で買い物をして帰った。この商店街の魚屋さんの先を右に曲がったら、パンの耳を鳩に与えて遊んだ山坂神社があるようで、祖父がそばにいるような錯覚を抱く。

2021年

1月

04日

丑(うし)年

 仕事始めの4日は、早朝から帝王切開をすることとなり、お正月休みモードだった心身がいきなり覚醒させられた。ただ、取り上げた赤ちゃん5匹がすべて「牛模様」だったので、手術中ではあったがつい微笑んでしまった。

 丑年の初詣は、コロナ密を懸念して未だ控させて頂いているが、神様もこの状況では「挨拶がない」などとご立腹されてはいないだろう。昨年のお守りも勝手ながら臨時期限延長とさせて頂いている。

 去年の今頃は、世の中がこんなことになるとは誰も予想さえしなかった。どうかこれが早い段階で収まってほしいと、まずは「リモート」ながら神様にお願いしたい。

2020年

9月

07日

「杞憂」と「合理的な心配」との狭間で

 台風10号対策で窓ガラスに貼った養生テープを剥がしながら、安堵と疲労が混ざったため息をつく。先月下旬に山陽小野田市と宇部市でコロナウイルス感染が激増してから、今日台風が通り過ぎるまで、今となっては無駄なことに多くの考えを巡らし、ただでさえマスクで呼吸しづらいのに息が詰まりそうだった。とは言っても台風に関しては単なる「杞憂」ではなく、市の高潮ハザードマップや気象庁の発表に基づいた「合理的な心配」ではあった。何の心配もせず、大した計画もなく、ふら~っとバックパッカーとして出かけた先で学生時代に買った自分用の土産を見上げながら、「そんなお気楽な時もあったな」と懐かしむ。台風対策で使った養生テープを剥がすように、コロナウイルス対策グッズを捨てられる日が早く来ればいいですね。

2020年

4月

29日

君子危うきに近寄らず

「怪しいもの」を見つけたときに、それが何であるかを解明したいと思うのは、困った性である。今日の未明に帰宅する際、当院のすぐ近くの路上に「大きなキウイ」が一瞬ヘッドライトで照らされた。よせば良いのに、何かを確かめるために車をおりて近づくと、なんと猪であった。市街地と思っていた当院の近くにそんなものが出没するとは予想もせず、「しまった」と思った時は既に遅し。こちらに向かって突進してきたので、車を中心に時計回りや反時計回りに息を切らしながら走り回り、すきを見てなんとか運転席に飛び乗り、難を逃れた。こんな危険な鬼ごっこは勘弁してほしい。当院の周囲を夜間に散歩される方は、猪にもご注意を!

2020年

3月

01日

2月の危機

 今年の正月には、2月がこんなことになるとは想像だにしなかった。数えてみると2月の帝王切開が7件。これは予想よりは多いけど、守備範囲内。新型コロナウイルスの影響で、マスクや消毒薬の入荷が困難になったけど、これも納入業者さんや関連の飼い主様の協力で、なんとか維持している。ただし、スーパーで空になったトイレットペーパーの棚を目の当たりにした際は、思わず笑ってしまった。マスクなんていざとなれば布でつくればよいが、トイレットペーパーがこの世から消えればなにをどうしろというのか?。ちなみにそれがない時代のことが気になり調べてみたが、とても真似できるものではなかった(笑)。今朝、4件目のスーパーにわずかに残ったトイレットペーパーをなんとか入手した。それを使い切るまでには、流通が正常化することだろう。我が国の紙の生産と物流販売体制を信じて生きていきたい!

2019年

11月

23日

お間違えの方、多すぎです(笑)!!

 暦を決めている政府の方に申し上げたいのだが、土曜日を祝日にするのは、お得感がないのでやめてもらいたい(笑)。開業して以来、祝日は休診日にさせていただいている。今日は祝日なので、継続診療しなければならない3組の予約診察を終えて、帰ろうかと思っていると、不思議そうな面持ちの飼い主さんが一組、また一組と来院された。お互い「?」と思う間の悪さに苦笑する。そう。多くの人にとっては、土曜日はもともとお休みなので、祝日感が薄いのである。午前中は病院にいることにしたら、11組診察させて頂くことになった。正午から大寧寺に紅葉狩りに出かけたが、午前中のことがあったので、4時過ぎには病院に戻ることにした。結局、このお得感の少ない土曜日の祝日は、21組の診察と急遽捕獲された野良猫さんの避妊手術を行い、終了となった(笑)。

2019年

7月

29日

コンビニ

 当院にいるか、家でご飯食べて寝ているか、ファミマでアイスコーヒーを買っているかで、ほぼ毎日が終わっている。朝の診察前にアイスコーヒーを1杯、昼の手術後に1杯、夜中の処置後に1杯というのもざらにあるが、お会計の店員さんが連続同じというのも珍しくない。「いつ寝ているのか?」と心配に思うこともある。動物病院やってるのも楽ではないが、コンビニやるのも大変に思う。いや、24時間365日「応召義務」があるコンビニの方が大変かな?地域全部のコンビニが閉まったら不都合だと思うけど、輪番制でもいいので、当直コンビニ以外は深夜は閉めてもいいのではないだろうか?

2019年

4月

19日

狂犬病巡回注射の旅

 狂犬病集合注射巡回の今年の僕の担当分が今日でようやく終了した。通常診療に戻れるのでホッとしている。宇部市で5日間、山陽小野田市で3日間、他の獣医師1名や各市役所職員数名と一緒に、それぞれ3時間程度行った。現場に来てもらったワンちゃんや飼い主さんと同じく、僕にとってもたいへんな行事ではあるが、このおかげもあって、わが国は世界に誇れる狂犬病清浄国であり続けている。

 最終日の今日は、朝9時に宇部市北部総合支所(旧楠町役場)から写真の市役所御用車に乗せて頂き、接種場所最北端の今小野からスタートした。

 ある会場で注射を済ませたら、こちらを見つめるお地蔵さんと目があった。近寄って銘文をみると、このお地蔵さんは、令和元年で満200歳になるらしいことが分かった。もし、会話することができたら、「変わらないことの良さ」を説いてくれるのだろうか?

2019年

3月

22日

偉大なるヒーロー

 今日は久しぶりに野球の生中継を見ていた。6回の守備についているあたりから、涙が溢れないようにICHIROが堪えているようにもみえた。試合後に「会見」を開くとのアナウンスが流れ、MLBのHPを見ると既に「引退」を告げていた。最後の打席も球場全体が祈るように見守り、その結果を全員が受け止めているようだった。試合が終わり、heroのグランドへの再登場を固唾を飲んで待っていたクライマックスのまさにその時、お決まりのようにスマホが鳴った。チワワが靴下を食べた...らしい。至急来院頂き、注射をして、小さく丸まった薄い靴下を口からお戻し頂き、経過を観察し、ご帰宅頂いた時には、これまたお決まりのように既に番組が終わっていた。わんちゃんの諸君に伝えたいことがある。「靴下は食べものではありません!!」

2019年

3月

04日

究極のブルーマンデー対策?

 いつもの月曜日の朝は特に1分でも長く布団の中にいるよう最大限の努力をしている。多少、目覚まし時計が長く鳴っても、いいがげん起きろと家族が騒いでも、まず気にはならない。いわゆるブルーマンデーというやつだろう。ただし、今日は、転送されたスマホから聞こえる「ニューファンドランド」、「お腹が張っている」の2つのkey wordsで午前2時ではあったが1秒で布団から出ていた。そこからは、交感神経全開で、野戦病院的胃捻転対応。午前3時30分には胃捻転整復と胃固定の手術は終了し、今は点滴しながらDICにならなければいいなあと思いながら経過観察中。ブルーマンデーの朝にもかかわらずカテコールアミン出まくりという変な体調だけど、超でかいワンコの胃捻転からの救命のためにはやむを得ない。別のワンコが先週胃捻転で手術して2日前に退院したばっかりなんだけど、なんか「胃捻転」続くなぁ。

2018年

12月

26日

Did Santa Claus come to your town?

 クリスマスの日の未明にスマホが鳴って起こされた。枕元の時計の表示は「AM3:50」。サンタからの注文内容の確認の電話かと思ったが、いつものブリーダーさんからで、T・プードルさんが難産とのこと。サンタからの贈り物として緊急帝王切開でこの世に誕生したのが上写真のワンコ。眠たかったけど、おめでとう!

 話は変わるが、サンタは子供にしかプレゼントを与えないのかと思っていたが、私にも(コレ→)届けてくれた!大人げないという理由からなのか、購入を家族からずっと反対されていたドローン。だが、サンタからの贈り物だったら仕方ない。もらってやって、遊んでやることにしよう!

2018年

5月

27日

ご無沙汰しておりました(まる1年ぶり)

 お庭に咲いた「カラー」というお花を頂いた。調べてみると、さといもの仲間らしい。さらに調べると「華麗なる美」、「乙女のしとやかさ」なる花言葉を持つそうで、僕とは真逆の存在らしい。わんこやにゃんこの手の届かないデスクの奥で彩っていただき、しばらくの間、診察室での「おっさんらしさ」の中和に一役買っていただきたい。期待している。

 振り返るとまるまる1年間ブログを書いていなかった。毎日に夢中で一息つくことがなかった気がする。

 1年ぶりのついでに、アメリカンフットボールで反則をした学生さんの記者会見を最近見たので、それについて思うことをちょっとだけ綴りたい。

 僕は、あの学生さんを陰でサポートする教職員が学内にいると信じたい。そして、フットボールを続けるか辞めるか、あるいは学内に留まるか学外に向かうかは問わず、学生にとって最善の進路を一緒に探してもらいたい。ただし、誰からも評価されない、かもね。

2017年

5月

06日

お花畑

 中国道をくねくね走って世羅高原に行ってみた。満開のチューリップ75万本が目の前に展開していた。その壮観な光景を、言葉でも写真でも上手く表現することができないので、できれば多くの人に直接ご覧頂きたい(スゴイよ!)。ワンコも入場できるけど、チューリップを齧らせないようにご注意を!(ユリ科なので毒入りだよ)。

2017年

4月

24日

雨ニモマケズ

 4月上旬から始まった宇部市と山陽小野田市の狂犬病集合注射が今日の船木の興福寺前(写真)で終わった。診察が”平常運転”に戻ることがなにより嬉しい。いつかの横殴りの雨の日は、上着の撥水効果が無くなったのか中までぐっちょっり濡れてしまい、風邪を引きそうになった。来年は、しっかり防水加工されたレインコートを購入して狂犬病集合注射に臨みたい。

2017年

3月

20日

ちょっと先の異空間(アクアス&日原天文台)

 前から気になっていた中国地方最大級の水族館「島根県のアクアス」に行ってみた。驚いたのは、ほぼすべての展示が自分の期待を上回っていたことだった。ユニークな水族館の構造も理由の一つだが、それぞれの担当者の創意工夫によるものの方が大きい。MCや案内スタッフの入場者へのちょっとした配慮にも感心した。

 その帰り道の夜空に星が輝いていたので、これまた気になっていた日原天文台に寄ってみた。うさぎ座(そんな星座があることを初めて知った)のクリムゾンスター、ぎょしゃ座の散開星団、眩しすぎるシリウス、終焉を迎えようとするベテルギウス、登りたての木星(縞模様付き)などを解説付きで見せていただいた。子供たちは、天体ドームの屋根が動くことに一番驚いていた(ソコ見所と違うぞ!)。次回は何をみせてもらえるのか楽しみだ。

2017年

3月

16日

A LIFE ~愛しき人~

 キムタク主演のこの医療ドラマだけは、毎週分(録画を含む)見ている。だからといって、翌日キムタクになったつもりで自分が診察することはない。当院にも鏡はあるので、そこは自覚している。このドラマで気になるのは、キムタクの父親役で頑固な寿司職人役を演じる田中泯さんである。前回は「一途一心」という心構えを説いていたのが記憶に残った。陸軍獣医であった自分の師の一人とも印象が重なる。師の元を訪ねたときは、ドラマと同様に、重要なヒントが隠された間接的なアドバイス(毎回もれなくシベリア抑留談の特典付きではあったが)を頂けた。ドラマは実在する寿司屋で撮影しているそうだが、あんな頑固親父がやっている寿司屋があれば行ってみたい。

 次回の最終回も楽しみにしている。

 

2017年

1月

19日

がんもどき(内輪ネタ)

 3ヶ月前のことではあったが、3歳のねこちゃんの腹腔内に、拳大の腫瘤を見つけた。暗い気持ちでFNAしたら、なんと左様の細胞の皆様(すなわち多数の好酸球と一見悪そうな反応性の線維芽細胞、散見される肥満細胞)とご対面。希望の光が差し込んだ瞬間で、例の「がんもどき」(猫消化管好酸球性硬化性線維増殖症:Feline Gastrointestinal Eosinophilic Sclerosing Fibroplasia)を疑った。所詮FNAなので肥満細胞腫などとの鑑別はできないが、肥満細胞腫だったらすでに外科切除の対象ではなかったので、飼主さんと相談の上、Craig,L.E.,et al,Vet. Pathol.,46;63-70のFig.7に示されたカプランマイヤー曲線の結果を信じてプレドニゾロンを中心とした内科療法で行くことにした。

 すると、10日目にはPR、6週目にはCRとなった。現在、プレドニゾロン0.25mg/kg,EODでCRを維持しているので、さらに漸減する予定である。

 シグナルメント、ヒストリー、諸検査+FNAで仮診断して、消化管穿孔や消化管通過障害がなければ外科を選択せず、プレドニゾロン等の試験的投薬(内科療法)が良いのではと考えている。学会発表するほどのことではないけど、いろいろな意味でトリッキーなので、気になったのでブログに載せてみた。稀な疾患だけど少なくとも犬の特発性のアジソン病と同等ぐらいの頻度では診断できると思う。内輪ネタでした。

2017年

1月

15日

海からの贈り物

 「海からの贈り物」と言えばリンドバーグ夫人の”タコブネ”だが、送り主は相手によって品を変えるらしい。宇部のある海岸で、砂浜の上にできた”貝殻の細く長い筋”を辿っていくと、”フライパンに入ったでかい蜘蛛”が目に入り思わず仰け反った。よく見ると、仰向けになった大きなカブトガニの亡骸であった。寿命を迎えたあと打ち上げられたのか? 余計なお世話であろうが、本来の向きに直しておいた。こんな生き物がといっては失礼だが、近くの海の底でゴソゴソしているのを想像すると鳥肌が立つ。夏の大潮の満潮時にそこに再度訪れ、”生きている”「生きた化石」に会えることを今から楽しみにしている。

2016年

11月

18日

もっとも安全な乗り物

 機内から見えたのは、夕日に照らされた城ヶ島と久里浜。むかーし、よく嫁さんとドライブした場所だけど、こんな角度で見たのは初めてだった。木曜日の午後は休診なので、急患がなければ、「万障お繰り合わせ」の都内での夕方の会合に午前中の診察終了後に出席し、その夜に北九州空港経由で小野田に帰宅することもできる。ただし、これはちょっとハードであった。

 航空機に搭乗するたびに、万一よりもさらに低い確率で発生するリスクを回避するために機体を整備し、よく訓練されているのだろうと思い、勝手に感心している。そう思わないと、安心して乗ってられない。きっと、旅客機を操縦するときの心境は、手術で執刀するときのそれと同じようなものだろう。

2016年

10月

16日

空飛ぶ海上自衛隊

 あいにくの雨ではあったが小月航空基地祭に家族と訪れた。基地のゲートを車で通過したとき、”潜入”している訳ではないのになぜか緊張した。中に入っておどろいたのは、敷地の広大さと女性自衛官が意外に多いことだった。「自衛隊=男の世界」という自分のイメージは古いらしい。

 家族サービスで来たとはいいながら、飛行機を近くで見られて一番喜んでいたのは自分かも知れない。いざという時に体を張って守ってくれる自衛官にこのような催しまでやって頂き、申し訳ないやら、ありがたいやら。

2016年

9月

03日

産婦”獣”科

 なぜかこの48時間の手術は、帝王切開(緊急)→帝王切開(緊急)→帝王切開(緊急)→避妊(予定)→避妊(予定)→子宮蓄膿(緊急)と連続。産婦”獣”科に特化して、子宮と卵巣ばかりを触っていた。外科器具を高圧蒸気滅菌してくれるオートクレーブ君(写真)とともに、汗をかいてしっかり働いた。ただ、むかーし娘たちが生まれて来たときに垣間見た産婦人科の先生の働きを思うと、産婦”獣”科が忙しいとは言えない。

 思い出したよけいな話しではあるが、立ち会っている世の中の’お父さん’は出産現場で最も役に立っていない存在に見みえるが、それはそれで気を使ったり、抽象的表現ではあるが、いろいろ頑張っていることは申し添えておきたい。

2016年

8月

15日

ファシリティドッグ

 数日前、旅先で読んだ朝刊で、病気の子供さん達を励ますファシリティドッグの存在を初めて知った。記事はその写真集出版を紹介したもので、その場でスマホから発注し今朝当院に配送されてきた(左写真)。多くの写真が、やさしい犬の表情をよく捉えていた。入院中の子供達自身が撮った犬の写真を見つめていると、ファインダーを覗いているその子の気持ちと重なり、目頭が熱くなる。大きな病気に立ち向かっている子供さん達とそれを傍らで支える犬さん達に畏敬の念を覚える。写真集は、明日以降待合室の本棚におきます。是非、ご覧ください。

2016年

4月

07日

狂犬病予防注射の時期になりました

 4月は狂犬病予防接種の公益事業に参加するため、病院の診察時間の変更があります。来院患者様にはご迷惑をお掛けいたしますが、国の公衆衛生上、必要なものですので、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 私の担当の初日は、宇部市の丸尾と丸尾原(上の写真)でした。天気にも恵まれ、多くのわんちゃんが来場されました。

会場への到着が早すぎたので、岬の先端(丸尾崎)までちょっと散歩に行きました。(写真内の左から)四国愛媛の佐田岬、九州大分の姫島と国東半島がはっきり見えました。

 私の2回目は今日の午後で、西岐波~あすとぴあを担当する予定です。今日はあいにくの雨ですが、会場でお待ちしています!

2016年

1月

25日

大雪の日も「にこにこ隊」

 小野田小学校区では「にこにこ隊」の皆様が毎日子供たちの登下校を見守ってくださっている。今日の大雪の日も同じであった。子供たちが敬愛する「にこにこ隊」の皆様、いつもありがとうございます。

 雪を楽しんでいるのは、子供たちばかりではない。柴犬のグッチちゃんも、普段より軽快にお散歩していた。日本犬は概して寒さに強いが、すべての犬種がそうではない。こたつに入っている犬も意外と多い。

 私はというとドーベルマンほどではないが、寒いのが苦手である。今朝は不覚にもこの風雪で病院の水道管を凍らせてしまいバタバタすることになった。

 昨日は家に「篭城」するつもりであったが、窓から見える銀世界に魅了され、納戸にしまっていたチェーンを巻き‘安全‘に配慮しながら雪の中を車で冒険することにした。

 行った先は、毎度の「ときわ公園」。職員はいらしたが、ビジターは変わり者の我々以外見当たらない。寒さで飢えているのか、人恋しいのか分からないが、「ゆりかもめ」に恐ろしいぐらい近くまで寄られた。‘ヒッチコックの鳥‘と寒さから逃れるため、雪の中に建つ「オーケンの店@アナ雪」ならぬ「Bar Miel」に入り暖をとった。チャイがとてもおいしいかった。

 もの好きな我々はこの寒い中、`本物`の野鳥がどうしているのかが気になり、「99%以上の確率で開いていないだろう」と思いながらも、きらら浜自然観察公園のビジターセンターを目指した。着いてびっくり。なんと開館していた。ほぼ貸しきり状態で職員の方から飛来している野鳥についていろいろと教わった。

 鴨の皆さんは、遠く池の西端に集まってぷかぷか浮いていた。よく来る「ミサゴ」はご不在だった。「ツグミ」(右写真)が道端で丸く毛を逆立ててしばらくじっとしていたのが観察できた。あと、「ミコアイサ」という水鳥をはじめて見たが、教わったとおりパンダそっくりの顔だった。

2016年

1月

01日

まぶしい元日

 大晦日の夜にねこさんの胸の緊急手術。麻酔から無事に醒めてデスクに戻って時計を見上げたら、ちょうど「年越し」の瞬間であった。お向かいの美容室横の自販機で購入した「キリンメッツグレープフルーツ」をお屠蘇代わりに飲みながら、元日の昼過ぎまで2時間毎にドレナージ。ねこさんのV字回復を支援するのが今年の初仕事となった。

 午後になり安定してきたので家族を連れて「鎮守の神様」に初詣。意外とローカルな神様も忙しそうであった。今日は、寝不足のため自分の瞳孔がちゃんと機能してないのか、一日中眩しかった。

 「元日はやはり海外旅行」という方も多いだろう。我々も夕方、地中海に面したスペインのKirara Beachに行ってみた。意外と日本人が多かった。

 束の間の海外旅行から戻り、中途半端だった棚卸しを済ませた。ドレナージの間隔が開いてきたので、今晩は4時間x2セットの睡眠は確保できそうである。これから初夢をみることにしよう。

2015年

10月

07日

もっとも多くの犬を救っている人

 月1回服用のフィラリア予防薬が普及して、飼犬の寿命が革命的に伸びた。大村先生の発見がきっかけとなったイベルメクチンは今でもフィラリア予防薬の主役である。人を10億人救ったとニュースにあったが、犬の命をもっと多く救っているのではと思う。大村先生がノーベル賞を受賞されたことは、犬達も喜んでいるのではないだろうか?

2015年

9月

23日

シルバーウィーク

 気が付けばシルバーウィーク最後日の夜になっていた。いつもなら連休前に無事に診察が終わったことを実感してほっとするのだが、今回は入院患者さんや在宅の重症患者さん達のことが気になり、今になってようやく張りつめていたものが少し解けだした。この連休、他の獣医はどう過ごしてるのだろうかとふと思い、救急の診察の合間に、ある大先輩のブログを開けてみた。そこには「観光地へ行って酒を飲み、ごつい肉に舌鼓を打ってるぜ!なう!!」みたいなことが綴られていた。うらやましい。見なければよかった。今度のシルバーウィークは11年後らしいが、結局は次も今年と同じ過ごし方になるのかも知れない(苦笑)。

 しかし、まだ今年のシルバーウィークは終わっていない。スコットランドとのラグビーの試合をテレビでこれからゆっくり観戦することにする(写真は、大学教員退職時と高校卒業時に頂いた寄せ書き入りラグビーボール)。

2015年

6月

29日

ウミホタル

 日が沈んだあとの焼野海岸(きららビーチ)を散歩していると、波打ち際の砂に青白く光る小さな"宝石"を娘たちが見つけた。砂をこするとそれが次々といくつも現れ、たいへん幻想的であった。指にとって(上写真)よく見ていると、ほんのわずかに動いていた。どうやら不思議な小さな生き物らしい。

 真相を解明するべく当院にお連れして顕微鏡で覗くと、"ミジンコ?"らしき微生物が見えてきた(左写真)。クリオネのような"妖精"を期待していたのか、娘たちは少しショックな様子であった。調べてみると正体は「ウミホタル」のようだ。普段は海の砂の中で生活して、夜になると海中に出てきて食べ物を探すらしい。

 海の中で浮遊しているウミホタルは何度かみたことはあったが、砂の中に住んでいるとは全く知らなかった。ウミホタルの皆さんはその後すぐに海へとお帰り頂いた。

2015年

6月

09日

全仏オープン?

 今日のお昼は、術前検査の結果、手術を延期することになったので、急に暇になってしまった。病院から車で1分のところの東沖緑地という公園にそれなりのテニスコートがあったのを思い出し、偵察に向かった。管理の方が「市民ならば1人100円でできますし、今はどなたもいませんよ~」と教えてくれた。急遽家に寄り、車にラケット2本とボール2個と嫁さん1人を積んで出直した。

 気持ちは「ニシコリ」だったが、ボールがフレームに当たることたびたび。他に利用者がいないのをいいことに、何年振りかのテニスを夫婦で下手なりに楽しむことができた。

 午後の診察はサクッと終了したので、今度は娘2人ときららビーチ(焼野海岸)の遊歩道をお散歩した。夕日に染また西の空に星2つが輝いていた(金星と、あともうひとつは何だろうか?)。娘たちは、暗くなってから頭の上を飛び回りだした、お初にお目にかかる「コウモリ」の方が気がかりだったようだ。

2015年

4月

04日

さくらさく

 気が付けばソメイヨシノが満開になっていた。

 咲き満ちた桜並木のなかを飼主さんと一緒に散歩してもらうことが、少し前までの病気のワンちゃんたちを治療する目標のひとつでもあった。そして、来年もそうしてもらうことが、これからの診療目標である。

 どちらかと言うと、桜は「見たいもの」ではなく、「見せたいもの」である。

2015年

2月

04日

立春大吉

 今日は春の初日。そして最も道端に落ちている豆が目立つ日でもある。昨日の節分は写真の面をつけて豆の的を演じた。子供のころには流行っていなかった習慣だが、豆まきの後、恵方巻なる海苔巻を食べた。なんでも(今年は)西南西を向いて無言で一本を一気に食べるとよいらしいが、我が家では健康に留意し、より体にやさしい方法で頂いた。季節に絡んだ愉快な習慣が増えるのは賛成だが、全国的にみて恵方巻を喉に詰まらすような事態は起きないのだろうかと心配である。

2015年

1月

20日

出初式

 日ごろの診療や翻訳原稿などの宿題などに追われ(言い訳です!)、HPのメンテをおろそかにしておりました。本年もHPが充実するよう頑張ります。

 さて、左は、今月11日に行われた消防出初式の写真で、当院前から中央図書館までの道が封鎖され、ズラっと消防車が並んだ様は壮観だった。

 市民館前の広場では、鳶職人の方で構成されている小野田古式消防組保存会が「はしご乗り」を披露してくれた(右写真)。「鳶か火消か、火消か鳶か」ということなのだろう。下に写っているのは、現代の消防隊員の後ろ姿。昨年の広島の災害を報じる全国紙のトップに写る救助隊の背中に「宇部・山陽小野田消防」と書かれてあったのが強く印象に残っている。出初式での催しでは、消防隊の実力の恐らく10分の1も披露していなかったのであろうが、市民にその存在感を示すには充分だった。

2014年

12月

04日

ことば

 「動物も言葉が使えるといいなあ」と思う人は多い。実際には動物が言葉を使わなくても、飼主さんとのコミュニケーションは成立している。恐らく、言葉が通じない分、お互いの考えを真剣に推し量るので、分かり合うことができるのだろう。言葉があると細かいことは伝わるが、大事なことを伝えられなかったり、誤解が生じて傷つけることさえある。もし、動物がしゃべることができれば、飼いたいと思う人は減るかも知れない。

 ただ、診療をしていく中で、「動物が言葉で飼主さんに伝えたいことがあるのだろう」と思う時がある。動物は飼主さんに「ありがとう」と言いたいけど言葉が使えない。飼主さんには、なぜかその言葉だけが届いていない。そう思う時は、もどかしく切ない。

 動物の最期の言葉が飼主さんへの「ありがとう」であることは多く、それが飼主さんに伝ったのかどうか、いつも気になる。

2014年

11月

30日

紅葉

 先週訪れた瑠璃光寺で濃くなった楓の紅に秋の風情を感じたのが、本年最初で最後の紅葉狩りとなった。お寺の奥には薬師如来の大仏が鎮座しており、「病苦から救う」というお役目柄、仏教におけて動物病院を所管されている筈と思いお参りした。大仏が大きいのではなく、人間が小さいのだと感じながら、拝ませて頂いた。

2014年

11月

08日

新旧交代

 診察には常に携帯し、補足があれば書き込みしていた愛読書 "Manual of Small Animal Internal Medicine 2nd ed." 。何十回と読み返している犬と猫の内科の教科書。素人修理を繰り返してきたが、さすがに10年使用したら写真のようにハード面で限界に達してしまった。今は、山形県にある「本の病院」で、全治2~3週間の予定で治療を受けている。長年頑張ってくれたことに感謝しながら、きれいになって帰ってくるのを楽しみにしている。ただ、新しい情報は常に書き込むようにして修正していたとはいえ、内容にも古さを感じている。という訳で、戻ってきたら、現役からは引退頂き、想い出の書物として余生を送ってもらうつもりだ。

 で、今、僕の傍らではその本の「お孫さん」が活躍している。「お爺ちゃん」と大きく異なるのはiPadに入っているkindle版という点だ。「お爺ちゃん」にはなかったカラー写真もついている。最初は操作に慣れず戸惑うことも多かったが、いまではしっくりくるようになった。「お爺ちゃん」と同じく、これがあれば何時間でも暇はつぶせるので、普段も持ち歩いている。

2014年

10月

27日

いもほり

 先日の晴れた日に、埴生の「花の海」に家族と初めて訪れた。老若男女を問わず多くのお客さんがいたが、"農"を感じながら、のんびりと時を過ごすことができた。自身何十年ぶりかになるさつまいもほりを子供の付添で行うことになったのだが、これが意外に面白かった。土が服に付くのも厭わず、童心に帰り楽しませていただいた。教えてもらったことだが、掘ったさつまいもは、すぐに食べない方がいいらしい。室内で1ヶ月陰干しにすると甘みが増すそうだ。なので、自宅の私の居場所の一部が、ご覧のように芋に1ヶ月占拠されることとなった。ちなみに、 ”摘出したもの”を撮影するときについ定規を添えてしまうのは、職業柄の悪い癖であろう。

2014年

10月

10日

龍王山

 竜王山の畑で作った芋を原料にした焼酎を頂いた。なかなか入手できないらしい。早く開けたいという思いとは裏腹に、しばらくその機会に恵まれなかった。待つこと1ヶ月の先日、入院患者さん達が無事全員退院、在宅の慢性患者さん達もstable、帝王切開の予定も当分ない、当日の手術もないという絶好の開栓日和が訪れた。夕日に照らされた瀬戸内を見晴らす竜王山を思い浮かべ、生でちびちびとおいしく頂いた。夜中にお呼びがかかれば歩いて向かうにしても、酔っぱらい診療にならない程度のところで蓋をした。そう言えば、竜王山の山頂付近に「ウミガメのお墓」があるらしい(私はまだ見てない)。言い伝えでは、その亀さんもお酒が好きだったようだ。

2014年

9月

28日

熱中症にご注意!

 宇部・山陽小野田の小中学校における秋季運動会は、だいたい今日で終了らしい。家内運動会撮影係としてのミッションは先週完了したのだが、その日も今日のように日差しが強く、撮影していただけで少し気分が悪くなってしまった。軽い熱中症だったのだと思う。

 たまに肌寒く感じる日もありますが、まだまだ熱中症への用心が、人も動物も必要ですね。

2014年

9月

17日

いぬのきもち、ねこのきもち

 診察のために飼主様に「連行」されてくる動物の気持ちが実感できるときがある。それは、自分が歯医者さんの診察台に乗らなければならないときだ。行く前から落ち着かないし、診察台の上では冷静を装うが心拍は早くなり血圧が上がる。子供のころに親に連行されてゴーとかウィーンとか音がするものを口に突っ込まれた上、痛かった記憶が今も抜けない。幸い大人になると連行されることはなくなったが、そのかわりかなり悪くなってから歯医者さんを訪れることになる。今回も数か月前より歯がおかしいのは分かっていたが、山陽小野田に引っ越してからいつもお世話になっていた歯医者さんは遠くなったし、なぜか多くの歯医者さんはうちと同じく木曜日の午後が休診なので、さらに足は遠のいていた。

 普段曲がる交差点よりたまたま1つ早く曲がったら、うちとお休みが異なる歯医者さんを偶然見つけてしまった。それでも2週間は見つけなかったことにしていたが、自分の歯も限界に近づいたため、思い切って予約をした上で動物たちと同じ気持ちで診察台に乗ることになった。

 ところが、知らない間に歯医者さんは進化していた。あいかわらずゴーとかウィーンの音はするが、それ以外のハード面やソフト面で不安を解消する工夫が多くなされていた。

 歯の治療をしていただいたこと以外に、飼主様や動物たちの不安を軽減するために参考になることも多く、もっと早くに行けばよかったと後悔している。

2014年

9月

09日

Supermoon

 昨日は中秋の名月、今日は"スーパームーン"、らしい。昨日は演歌で今日はロックみたいなところか。夜の往診帰りにその洋物が雲の合間より顔を出したので撮影してみた。たしかに、昨日いた「餅つきうさぎ」は姿を変え、今日は「かに」か、「ひとのかお」のようにも見える。

 ところで、常に月が同じ面を地球に向けていることが不思議で仕方ない。月が自転するのと、地球を公転するのと時間がぴったり同じということだと思うが、偶然そうなったのだろうか? 太陽から見た地球のように、もし月の自転速度が少し速ければ、”月の裏の顔”も見ることができて、より楽しめたのではと思う。

2014年

9月

06日

The bridge

 どうやら有帆川河口に建設中のこの橋は、今年度内に開通するらしい。これができれば渋滞する中央図書館前を経由せず対岸にアクセスでき、長田屋橋交差点(当院の看板があるところ)や高速道の小野田インターまであっという間に至るので便利になると期待している。少なくとも対岸に集中しているホームセンターに用事の際は、必ず利用したい。歩道も作ってくれているのなら、是非ジョギングで使用させていただきたいと思う。これから街灯を設置するのだろうか?

2014年

8月

22日

天候不順

 今週はずっと悪天候が続き、今日未明には病院周囲は激しい雷雨に見舞われました(気象庁HPの高解像度降水ナウキャストでも山陽小野田市・宇部市上空は真っ赤でした)。朝には「今日もずっと雨だろう」と思っていましたが、逆に午後からはカラッと晴れて、蒸し暑くなりました。早く過ごしやすい気候になってくれればと、われわれ人間と動物たちのために思います。

2014年

8月

01日

HPの更新

 HPの更新をしばらくしていないと、先輩や友人などから「さぼっている」とのご指摘を受ける。「知人が気にしてくれている」と嬉しくなる半面、「このHPを見ているのは関係者だけなのかも」と不安に思う。そう考えて振り返ると、当院の既製品の初診問診票に「どのようにして当院をお知りになりましたか?」の項目があり、記載の多い順に「○○さんの紹介」、「通りがかり」、「電話帳」とつづき、確かにHP関連の言葉はあまり見ない。

 飼主様に有益な情報を掲載していくという”理想”のもと、知人の皆様に「消息確認いただく」という”現実”に配慮して、今後もHPをつくって行こうと思います(苦笑)。

2014年

6月

13日

ほたる

 「もう時期が遅いかなあ」と不安をかかえながら、蛍を探しに寝太郎公園ゆめ広場に隣接する石束川にいきました。川岸におりて目を凝らすと、せせらぎのみが聞こえる中で静かに光る蛍が見えてきました。近くの蛍同士がシンクロして光っているようにも見えました。2年前に乗せて頂いた下関市豊田町のほたる舟の何万分の1ぐらいの規模ではありましたが、家族で楽しむことができました。

2014年

1月

04日

謹賀新年

患者様から頂きました新年を彩るお花です。ご趣味で活けられたお花を病院に飾らせて頂いております。見る人の気持ちをすがすがしくさせてくれます。

2013年

12月

12日

開院1周年を迎えました

 お陰様で開院1周年を迎えることができました。

 この1年で診させていただいた1,000名分以上の動物たちのカルテを眺めると、さまざまなことを思い出します。今後も、地域の動物医療に貢献するために、精進していくつもりです。

 ちょうど1年目の今日、患者様のご家族よりお花をいただきました。このお花を届けて頂きアレンジ頂いたお花屋さんも、偶然にも患者様だったのです。さて、写真をみてお分かりでしょうか?真ん中のピンクのお花がワンちゃんの顔になっていることを!

 さらにもうひと作品。こちらも、患者様のご家族より頂きました。手作りされたもので、クリスマスらしい彩りになっています。さまざまなきれいなバラの花のなかに、香り立つ桜の落ち葉が隠れています。桜は春にしか気に留めませんでしたが、落ち葉の季節にも楽しませてくれることを初めて知りました。

 こころより感謝申し上げます。

2013年

6月

04日

犬のお産

 左の写真は生まれて30分後のF・ブルの赤ちゃんです。目が開くのはおよそ10日後です。秋までには、新しい家庭に迎えられていることでしょう。

 さて、当院でもそうですが、多くの動物病院での犬のお産は帝王切開が原則で、人の出産のように自然分娩を介助することはまずありません。動物病院で分娩させる場合は、帝王切開の方が出産に伴うさまざまなリスクが低減されるからです。「犬は安産」と一般的には語られますが、それは短頭種や小型犬では該当しません。ちなみに産道よりも赤ちゃんの頭がはるかに大きいイングリッシュ・ブルドッグは帝王切開でしか産むことはできません。

 ご家庭で小型犬のお産を考えている方は、交配前にその犬種の繁殖に長けている方やかかりつけの動物病院に必ずご相談ください。決して犬は安産ではありません。

2013年

4月

15日

フィラリアの予防

 蚊(写真:ヤブカ)がみられるようになり、蚊が媒介するフィラリア症の予防で来院される方が最近多くなりました。ただし、蚊が出てもすぐに予防薬を投与する必要はありません。フィラリアに感染している犬を蚊が吸血しても、その蚊が次の犬に感染させるまでには一定の温度と時間が必要です。今年は例年になく桜が早く咲き、フィラリアの予防開始時期がいつになるか心配でしたが、現在(4月15日)の時点で、山口県全域の気温が計算上フィラリア媒介に必要な条件に達していないため、特殊な環境でない限り、一般的には例年どおり5月中に予防を開始いただければ大丈夫です。ちなみに山口県だと過去15年で最も早く感染したのは、計算上5月2日です。また、「フィラリアの薬」は駆虫薬で、薬によって異なりますが、感染後約1週間から7週間のフィラリアの幼虫を全滅させます。仮に今日感染したとしても(計算上今日の感染はありませんが)、5月末(もしくは6月1日)までに予防を開始すれば問題ありません。

 また、今年より1年間効果のある注射「プロハート12」がご利用いただけます。ワクチンのように毎年同じ時期に接種することで、100%予防できます。ただし、体重が増加する1歳未満のわんちゃんや、ご高齢のわんちゃん、アレルギー体質(ワクチンを接種した後、顔が腫れたなど)のわんちゃんには接種いたしておりません。

2013年

1月

13日

1965年の子供たち

 今日は休診日でしたが、朝に猫さんの点滴を済ませたあと、家族で常盤公園にいきました。遊園地の片隅に写真の石碑をみつけました。

 約半世紀前にはここにクマやシカもいたことが記されていました。建立者の「1965年の宇部の子供たち」が、動物との思い出を胸にその後どうされたのか、気になってしまいました。

 おそらく、この子供たちの子供や孫も、今ここで思い出を新たに作っているのでしょうね。

2013年

1月

12日

開院して1か月が経ちました

 開業して1か月が経ちました。動物病院の「根っこ」が少し生えた気がします(ちなみに、娘のヒヤシンスの根っこはアゴヒゲアザラシの髭みたいに長くなりました:写真)。

 最初の数か月は「閑古鳥」しか来ないだろうからのんびりやりましょうとスタッフに声をかけていましたが、予想に反してちょっと忙しくなってきました。忙しくても笑顔で丁寧に応対しているスタッフの皆さんには感謝しています。

 

2013年

1月

01日

謹賀新年

 元旦は雪の予報でしたが、山陽小野田は昼から快晴となりましたね。

 本年は、皆様にとりまして良い年となりますようお祈り申し上げます。

 本年も、地域の皆様に安心してご利用いただける動物医療サービスを提供していきたいと考えております。冬場は、隠れていた腎臓病の症状が現れたり、尿路結石ができやすくなります。動物の体調に変化があった場合は、なるべく早めにご相談くださいね。

2012年

12月

22日

山陽小野田に誕生して11日目になりました

 山陽小野田に開院して今日で11日目となりましたが、あっという間に過ぎた気が致します。これまで診療させていただいた患者様に少しでもお役に立てたのであれば、なによりと思います。

 また、以前の勤務先で診させて頂きました患者様やお世話になっております先生方が、わざわざ「激励」にいらしていただきましたことを心強く感じております。

 それから、診療がスムーズに進むように開院前から頑張っていただいているスタッフにも感謝しています。

 今後も動物医療サービスをもって地域の皆様に貢献していきたいと思います。

2012年

12月

12日

本日開院いたしました!

 本日開院させていただきました。心強い「応援団」の皆様からたくさんの咲き誇ったお花を頂き、香りで満ちた状態で、患者様をお迎えすることができました(左は、お花の集合写真)。スタッフ一同、いろいろな形で応援してくださる皆様に心より感謝いたしております。お花の命は短いですが、今日の最上級の輝きを放つひとつひとつの花は、スタッフのこころに永久に咲き続けます。ただ、この目の前の多くの花をわれわれだけで独占するのはちょっと欲張りな気がしますので、望まれる方にお分けして、それぞれ新しい環境も彩って欲しいと思います。応援団の皆様、ご了承くださいませ。

2012年

12月

11日

開院の準備は整いました

開院日を明日にして、診療機械等の動作確認を終了し、動物用医薬品の納品も終わりました。きれいなお花をたくさん頂き、スタッフ一同感謝しております。診療でなくても、お花が元気なうちに’見物に’お気軽にお立ち寄りください!

2012年

12月

05日

開院に向けて準備中です

開院(12月12日)後の皆様の必要にお応えできるよう、導入した検査機器の動作確認をおこなっております。

2012年

11月

22日

もうすぐ工事が終わります

いよいよ内装工事も最終段階に入ってきました。出産前の胎子の様子を超音波装置で観察するように、開院前の工事の様子をずっと見させていただきました。多くの職人さんたちがそれぞれ良い意味での「こだわり」をもって仕上げて頂いていることに感謝しています。気持ちを込めて作っていただいた病院が、地域の動物医療に貢献できるよう努めていくつもりです。

2012年

11月

18日

夢での再会!?

下の娘の幼稚園内発表会を昨日参観したことがきっかけになったのか?昨晩、左の写真のシーンそのままを夢で見ました。夢のストーリーは忘れましたが、夜中に起きてすぐに写真を探し出してきました。2010年1月に撮られて送られてきたもので、私が大学で教師をしていた時代に入学から3年間担任を受け持った学生たちです。獣医師国家試験を前にして、「頑張るぞー」とやっている様子で、「お前も山口で頑張れよ!」との励ましも込められていたのでしょう。個性豊かな「羊の群れ」を束ねるのに、在職中「ボーダーコリー」になったつもりで走り回っていたのを懐かしく思います。そんな彼ら彼女らも今では立派な獣医師として全国各地(海外に出た者もおります!)で活躍しており、それを嬉しく思っています。写真の皆さんには、教師としての生きがいを与えてくれたことに感謝しています。ただ、教師としての人生は全うしたつもりなので、今でも2度とやりたいとは思っていません(笑)。話が戻って、下の娘の幼稚園の先生たちは、いつも楽しそうに園児たちに接してくれます。幼稚園の先生も大学の先生も願うことは同じなんでしょうね。

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2012年

11月

08日

内装は1/3出来ました!?

内装は、地元の武田建設(有)さんにお願いしました。大工の上田さん(写真)、電気設備の今橋さん(忍者のごとく屋根裏で仕事中)をはじめ多くの方に病院を作っていただいております。素人目で、1/3は出来上がったように思います。

2012年

11月

04日

下関海響マラソン完走!

4年ぶりにフルマラソンに挑戦。前回より約30分短縮して3時間台で走れればという甘い考えも捨てきれないが、完走することが今回の目標(写真はスタート地点)。

 

スタート後、約1km走ったところ。関門橋が見えてきた!

 

体が温まり、快調に関門橋を通過(約3km地点)。

関門医療センター付近を折り返し、再度関門橋を目指して快走!瀬戸内海を眺める余裕はまだある(約8km)。

20km地点の彦島トンネルを走行。脚はまだ痛くない。もしかして、3時間台が狙えるか?

トンネルを抜けると、そこには日本海が広がっていた。これから難所の彦島大橋(海抜約50m)!

長洲出島を折り返し、30kmを通過。ちょっと疲れがでる。この時点で3時間台はあきらめる。

「おっ!ゆめタワーが見えてきた!!」

この後、写真を撮る余裕も無くなり、大幅にペースダウン。沿道からの声援を受け、なんとか踏ん張る。 ゴール直前で予期せぬ2人の娘たちからの応援で、最後の力を振り絞る。

GOOOOOOAL!!

4時間50分15 秒

記録はさておき、完走できたことが嬉しい。

 

2012年

10月

26日

山陽小野田市民まつり

次の日曜日(10月28日)は、市民まつりのため、病院前の道路は、10:00-16:00まで車両規制されるようですね。

2012年

10月

25日

内装工事のお知らせ

内装工事は、11月1日より予定しております。当院駐車場に作業用の車が出入りいたしますので、ご注意ください。

2012年

10月

24日

外装工事はほぼ完了しました

地元の(有)中国美工さんに大きなフットプリントを作成していただきました。病院の上にみえる「しまむら」の看板は、ご近所様です。

SFTS感染症にご注意!

 宇部市内と山陽小野田市内でSFTSに感染した猫が確認されています。SFTSはマダニから直接感染するだけではなく、SFTSを発症した猫から人が感染発症することがあります。猫は屋内飼育されることをお勧めします。

最終更新日

2024年2月29