診察には常に携帯し、補足があれば書き込みしていた愛読書 "Manual of Small Animal Internal Medicine 2nd ed." 。何十回と読み返している犬と猫の内科の教科書。素人修理を繰り返してきたが、さすがに10年使用したら写真のようにハード面で限界に達してしまった。今は、山形県にある「本の病院」で、全治2~3週間の予定で治療を受けている。長年頑張ってくれたことに感謝しながら、きれいになって帰ってくるのを楽しみにしている。ただ、新しい情報は常に書き込むようにして修正していたとはいえ、内容にも古さを感じている。という訳で、戻ってきたら、現役からは引退頂き、想い出の書物として余生を送ってもらうつもりだ。
で、今、僕の傍らではその本の「お孫さん」が活躍している。「お爺ちゃん」と大きく異なるのはiPadに入っているkindle版という点だ。「お爺ちゃん」にはなかったカラー写真もついている。最初は操作に慣れず戸惑うことも多かったが、いまではしっくりくるようになった。「お爺ちゃん」と同じく、これがあれば何時間でも暇はつぶせるので、普段も持ち歩いている。