私と小鳥と鈴と

 ホスピスの庭では、花が咲き、小鳥が鳴き、由布岳も望めると、母が電話で言っていた。コロナの影響で県外在住者であれば息子でさえ面会は許されず、周防灘を隔てて遥かに霞む由布の猫耳を眺めながら、途方に暮れる。マスクなしで空気を吸いたくなり、遠くの島の誰もいない海岸まで車を走らせた。その帰りに金子みすゞ記念館の案内が見えたので、釣られて寄ってみた。詩の文字を読んでいるだけなのだけど、花や小鳥や母親が不思議と鮮やかに見えてくる。記念館の裏庭に面した縁側が、母の実家の風景を思い出す。

SFTS感染症にご注意!

 宇部市内と山陽小野田市内でSFTSに感染した猫が確認されています。SFTSはマダニから直接感染するだけではなく、SFTSを発症した猫から人が感染発症することがあります。猫は屋内飼育されることをお勧めします。

最終更新日

2024年10月3